日常生活で座って過ごすことの多い現代人。その座り方は腰に負担をかけていないでしょうか?座り方によって腰に負担が増えて、腰を痛める場合があります。
今記事では、腰への負担を減らす正しい椅子の座り方ポイントをご紹介しております。また、座る場所ごとによって注意するポイントもまとめました。
日頃から腰痛に悩んでいる人も、腰痛予防をしたい人も必見の内容になっております。
基本ポイント
骨盤を倒さない
腰への負担がかかる座り方は、骨盤が後ろに倒れている状態(後傾)です。骨盤が後ろに倒れることで背中が丸まり、腰周辺の筋肉や内蔵に負荷がかかります。
背中や腰に負担をかけないためには骨盤を立てることが重要です。
骨盤が座面に対して垂直になるように座るのが腰の負担を減らす座り方になります。垂直と言われても、どうなっている状態が正解なのでしょうか。
骨盤が立っている状態というのは、左右の坐骨(お尻の真ん中の骨)が左右均等に座面に触れていることをさします。
とにかく、骨盤を倒さないことが大切になってきます。
ずっと姿勢を保つのが難しい人が意識したいタイミング
骨盤を倒さずにいることが正しい姿勢の秘訣なのだと知って、「今日は1日中骨盤を立てるぞ~」と意気込むのはいいですが、ちょっと待てください。
日頃の意識や心がけは大切ですが、いきなり長時間姿勢を改善するのは難しいですし、無理をしたことでかえって腰を痛めてしまうことになりかねません。
無理せず、徐々に正しい姿勢を手に入れるためにもまず最初に意識したいポイントをおさえましょう。
先ほど紹介した坐骨の左右を均等に椅子につけることを踏まえて正しい姿勢を意識するタイミングは2つです。
- 立ち上がる瞬間
- 座る瞬間
背中を丸めて立ち上がったり、座ったりすると首が前に出てしまいます。
立ったり、すわったりする時には遠くを見ながら背筋を伸ばして立ち上がりましょう。
椅子に座るときの正しい姿勢
椅子に座っている時の正しい姿勢はどのようなものになるのでしょうか。
椅子に座るときは浅く腰掛け、骨盤を立てます。(骨盤を立てると痛い人は坐骨をやや後ろに押し出すようにして座ります。)
>頭が骨盤の上に来るように
座椅子に座るときの正しい姿勢
座椅子に座るときは椅子に座るときと違って背もたれを使います。
座椅子の奥深くに腰掛け、骨盤を立てます。この時に、骨盤が脚よりも沈まないように気をつけましょう。
脚よりも骨盤が沈むと骨盤が後ろに倒れて背中が丸まってしまいますので注意しましょう。
床に座るときの正しい姿勢
床に座る時の姿勢は「正座」が一番いいとされています。もたれるモノのない場所ではあぐらや、長座ほかの座り方は骨盤が後傾して背中が丸まりやすくなり、腰に負担がかかりやすいのです。
床に座るときはどのようにして骨盤を立たせたらいいのでしょうか。
答えは「骨盤を立たせるために高さをつくる」です。バスタオルでも座布団でもいいので脚よりもすこし高さを作ることで骨盤が光景しにくくなります。
床に座るときはお尻に敷物を用意することを意識してみてください。
ここまでで、骨盤を立てて座ることが腰への負担を減らす近道となることがお分かりいただけたと思います。
長年続けてきた姿勢を一気に変えるのは大変な道のりです。最初のうちはずっと意識しているというよりも、立つ前・座る前の小さなところから姿勢を意識しましょう。
少しでも腰への負担を減らして快適に毎日を過ごしましょう。
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