骨盤が前に傾いた姿勢になっているために腰を後ろに反らせる「反り腰」と背中が丸まった状態の「猫背」。反り腰になると腰を後ろに反らせるので胸を張っているように見えますし、猫背は肩が前に出ており、背中が丸まっているため腰は沿っていないはずです。
ところが、一見真逆にも見える「反り腰」と「猫背」は併発することもあるのです。
反り腰とねこ背を併発している「反り腰ねこ背」の人は特に女性に多いです。
ハイヒールや内股で反り腰になりやすい環境に加えて、スマートフォンの普及により生じやすい猫背は同時に体の歪みを起こしているのです。
反り腰
体の後ろの筋肉が弱いために、人間の体が前に倒れようとする力に対抗できず、腰を無理やり反らせてバランスを取る反り腰。
骨盤は前に傾いている(前傾)にも関わらず、腰のあたりの骨を後ろに反らせるので上半身は胸をはっているようにも見えるのです。
反り腰は内股や、かかとの高いヒールを履くことによって起きています。特に前ももに力が入りやすく、太ももが張ってしまいます。
猫背
猫背とは背中が丸まり、首がまえに出た状態のことをさします。人間は本来、背中が緩やかなS字を描いています。ところが、猫背になるとS字の角度がきつくなり、背中の上のほうが曲がってきます。
そうなると首も前に出てきてしまうようになります。
猫背になると肩こりや首の痛みが出てくる他にも腰痛につながることもあります。背骨は骨のブロックが積み重なってできているので肩周り以外の骨や筋肉にも影響が出るのです。
猫背の一番怖いところは、背中が丸まることによって肋骨と骨盤の距離が近くなり内蔵が圧迫されることです。この状態が代謝の低下や内臓の疾患に繋がることもあります。
猫背になる理由としてあげられるのが、パソコンやスマートフォンの普及による目線の降下です。下向きがちな姿勢が続くために前傾姿勢になってしまい、肩や首が前に出てきてしまうのです。
反り腰と猫背の併発
一見、腰を後ろに反らすことで胸を張っているように見える猫背と、肩が前に出て背中の丸まっている反り腰が同時に起きる「反り腰ねこ背」になってしまうのでしょうか
日常生活での姿勢が問題
反り腰ねこ背の人は日常生活での体のクセが問題あがります。
普段から内股で過ごしていたり、かかとの高い靴を履いている人は、上半身が前に行こうとする力が働くので、体のバランスを取るために反り腰になったりします。他にもうつ伏せでPCや本を読んだりすることで反り腰になりやすくなります。
そこに加えて、頬杖をついたり、腕を組んだり、下を向いてスマホを見ていたりすると首が前に出て背中が丸まっていきます。
こうして、反り腰とねこ背の両方ともになりやすい行動が反り腰とねこ背の併発を起こすのです。
不調は反り腰猫背が原因?
反り腰ねこ背になるとどんなことが起きるのでしょうか。
- 腰痛
- 肩こり
- 首コリ
- 頭痛
- かみ合わせが悪い
- ぽっこりお腹
- 肩に厚みがある・・・etc.
などなど、胴体に関するたくさんの不調が出てきます。
反り腰も猫背も背骨とその周りの筋肉に影響を与えますのでさまざまな症状が出てくるのも仕方ないことではありますね。
改善するメリット
反り腰ねこ背を改善すればどんないいことが待っているのでしょうか。
- 腰痛改善
- 代謝アップ
- ジーパンのサイズが下がる
- 二の腕がスッキリする
- スポーツをさらに楽しめる
- 姿勢がよくなる
姿勢が綺麗になってさらにキレイになるスパイラルが起きるわけですね。
これは反り腰も猫背も改善していきたいところですね!
コメントを残す