あなたの腰は身体を支えるためにいつも頑張ってくれています。さまざまな部位によって影響を受けやすい腰について少し学べば、あなたのつらさの原因が分かるかもしれません。
痛みを感じる場合はすぐに整形外科に行って欲しいところではありますが、ここで一度、腰にまつわる骨や筋肉について見てみましょう。
いつも支えてくれる腰をいたわって上げるいい機会になりますよ!
腰はいつもストレスにさらされている
あなたの身体はいろんな動作をする事にダメージを受けています。特に腰は動作をすればするほどに負担がかかっており、いわばストレスを抱えている状態なのです。
腰は身体のさまざまな部位で構成されており、いろんなものとつながりがあるからこそダメージも受ける確率が高いのです。
積み重なった腰へのストレスが腰椎(腰付近の背骨)に負担をかけて、歪んだり変形したりすることで脊髄を圧迫して腰痛になるのです。
腰痛に関わる要因
腰周りの骨や筋肉の存在を知ることで、腰とのどのぐらいのつながりがあるかを知りましょう。
そもそも、人間の背骨はS字カーブを描いています。背骨のS字カーブは体の重みを効率よく支えるためにできた本来の仕組みです。人間を支えるためのS字カーブが歪んだり、傷つくと腰痛につながります。
四足歩行の動物にくらべて、人間は二足歩行ですから腰への負担が大きくなるのは当然なのです。
身体のなにが腰痛につながるかを知っていれば、対処と予防がしやすくなります。負荷を少しでも減らして身軽な体になりましょう。
背骨
背骨は椎骨(ついこつ)という骨のブロックが綺麗に積み重なって出来ています。椎骨と椎骨の間にはクッションの役割を持つ椎間板(ついかんばん)が存在します。この椎間板が老化したり、ひびが入ると周りの神経や脊髄(せきずい)を圧迫して腰痛を起こします。
靭帯・筋肉
関節の骨は靭帯(じんたい)よって結ばれています。靭帯は関節の動きを安定させてくれます。腰椎を支えているのも靭帯と筋肉です。
靭帯は年齢とともに分厚くなったり、骨化してしまうことがあります。靭帯の働きが鈍ることで腰痛に繋がることもあるのです。
背骨を支えてくれる腹筋や背筋が弱くなると、腰椎のゆがみを引き起こし腰痛の原因になります。腹筋と背筋のバランスが悪くても腰椎の位置が正常にならないので同じぐらい鍛えるのが大切です。
骨盤
骨盤が傾いていることで腰椎は正常なカーブを保つのが厳しくなります。先ほどお伝えした通り、正常なカーブが保てないと腰痛の原因になります。
骨盤を支える筋肉には大臀金と腸腰筋があります。これらの筋肉のバランスが悪かったり、弱くなると腰椎のカーブが大きくなり、腰痛が発症します。
骨盤周りの筋肉をしっかり鍛えましょうということです。
神経
椎骨の中を神経の束である脊髄(せきずい)が通っています。脊髄神経は脳からの神経伝達を司っており、全身の運動機能に貢献しています。反対に全身のさまざまな場所からの電気信号を脳に伝達する場所でもあります。
腰椎の関節に障害が起きた時に神経が刺激されて痛みを伴うことがあります。
さまざまな部位が腰に関係していることはお分かりいただけたでしょうか。腰が痛む原因は人それぞれであり腰への負担を減らす方法は一つではなく、たくさんあるということです。
このブログでは腰への負担を減らすためのアプローチをさまざまな角度から解説していきたいと思います。
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