日本人の約70%が発症しているとされる「猫背」。一度は自分の姿勢が丸まっていると感じたことがあるのではないでしょうか。
猫背になると見た目が悪く、印象が下がる以外にも、肩こりや首コリ、腰痛や内臓の機能低下を引き起こします。
猫背は一瞬の楽な気持ちと引き換えに悪い側面がたくさんあります。
そもそも猫背とはどのような状態なのか、改善方法や腰への負担の関連を記述していきます。
猫背とは
猫背とは背中が丸まり、首が前に出ている状態を指します。
肩が前に出ている状態なので肩や首が凝りやすくなっています。
猫背になるとろっ骨と骨盤の間が狭くなり内臓や脊髄を圧迫して体の調子を崩しやすくなります。
人間の背骨は24個のブロック(首7個・胸12個・腰5個)に分けられており、それぞれがつながりを持ちながらバネのような機能を果たしています。緩やかなS字を描くように積み上がっているのがいい姿勢の状態です。
背骨がバネの機能をしていることによって私たちは柔らかく動くことができ、全身への振動をやわらげることができています。
背骨のバネが錆びついた状態だと身体は振動を受けやすくなりますから、ねこ背は脳にも悪影響なのです。
首の骨も背骨
首の骨も背骨に分類されます。背骨の始まりの地点であり、人間の体重の1/8の重みがある頭を支えてくれています。
どのようにして支えているかということ首の骨はS字ではなくC字になって支えてくれています。要するに背骨全体での柔らかさで支えてるわけなのですね。
首が前に出てくると背骨全体で支えていた力以上に力を発揮して頭を支えなくてはいけません。
頭が前に出るほどに首から腰にかけての負担が増えるのです。
猫背になると首の骨が前に出てき始めて、首が真っ直ぐに伸びてしまうと「ストレートネック」になります。
猫背からくる腰への負担
前述したように背骨は首から腰にかけて24個のブロックで形成されています。
そのため背骨のブロックも繋がっているわけです。
背中が丸まることによって背骨やその周辺の筋肉に力が加わり、腰回りの筋肉も疲労がたまります。
疲労が蓄積されてどんどん腰に負荷がかかり、腰痛につながるのです。
猫背の改善方法
猫背を改善するストレッチはたくさん紹介されています。解消するためには腕の筋肉から肩甲骨まわり、背中の筋肉をほぐしていくのが効果的です。
ストレッチ以外にも猫背を招く、日常の動作やついついやってしまう姿勢の改善も大切だと思います。
- 頬杖をついている
- 腕を組んでいる
- 高さのある枕を使用している
- スマホを見るときは下を向いている
上記のような行動を減らしていくことで猫背になる体の動かし方をしなくて済みます。
頬杖は顔と首が前に出ているため、背骨を引っ張っている状態になります。
腕を組んでいれば背中の筋肉を引っ張るので猫背になりやすくなります。
高さのある枕は首への負担がかかりやすくなるので猫背につながります。
スマホを見るときに下を向いていると首が体の前に出るのでストレートネックになりやすいのです。
ストレッチはもちろんのこと、日常生活でついやってしまいがちな行動も減らしていきましょう!
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