大人は1日に20回寝返りを打つと言われています。
寝返りを打つことで身体の体温調節や血行促進を行います。
寝返りが少ないことで筋肉に血流が流れ難く、冷えや体圧によって肩や腰の痛みに繋がったりすることもあります。
今の睡眠環境で自然な眠りを呼び出すにはどうすればいいのでしょうか。
なぜ寝返りが必要なのか
そもそもどうして寝返りが必要なのでしょうか。
寝ている時に身体は上から下にかけて圧力を受けています。敷布団に接している面は骨や内臓の重みで負担がかかっている状態です。ずっと同じ姿勢で寝ていれば身体の筋肉は固まりやすくなります。
血流が悪くなることを避けるためにも寝返りを打とうとしてくれるのです。
寝返りを打つことで、無意識的であっても全身の血行促進を行おうとしています。
腰がいたい人は寝返りが少ないという報告があります。腰周りの筋肉の状態が疲れている中寝返りで無理やり身体を動かしてしまい、余計に身体を傷めることを脳が学習して、 寝返りが減ってしまうのです。
寝返りを増やす方法
では、寝返りを増やすにはどうしたらいいのでしょうか。
寝返りを増やすためにできることは下記の2つです。
- 寝具を見直す
- 筋肉を柔らかくする
寝具を見直す
あなたの寝返りが数なくなっている理由はマットレスにあるかもしれません。柔らかいマットレスだと身体が沈み込むため、寝返りを打つために身体の筋肉を使い、疲労感が蓄積されます。ふかふかのベッドで寝るのは気持ちいいですが、寝返りを発生させるには適していないのです。
そうはいっても、硬すぎるマットレスも体圧で血管や毛細血管を圧迫して血流が悪くなるため、こちらも寝返りには適していないことになります。
柔らかすぎず、硬過ぎないマットレスを選ぶようにしましょう。
他にも身体の圧や通気性をよくする観点で掛け布団も見直してみてもいいと思います。
パジャマの伸縮性や通気性も見直す対象だと言えます。
筋肉を柔らかくする
寝る前に全身の筋肉の疲労を軽減させましょう。
体の中でも寝ている時のこちらは蛍光ペン（黄）圧力がかかりやすい肩と腰は特に意識してストレッチに取り組みましょう。
寝るまでの間に筋肉を柔らかくしておくことで寝返りが打ちやすい状態にします。
寝返りを増やすためのアイテム
寝返りを増やすために見直したいアイテムで挙げたマットレス・かけ布団・パジャマについて選び方を解説していきます。
マットレス
マットレスは硬すぎず、柔らかすぎないものを選びましょう。やわらかすぎるマットレスは全身の沈み具合がバラバラになり、体の負担になります。マットレスにお尻が沈みすぎないか、身体が痛くならないかを確かめましょう。
かけ布団
掛け布団は通気性の良さと体に掛かる重さの観点から羽毛ぶとんがオススメです。水鳥の羽毛布団は羽毛の偏りも防いでくれます。
寒い時は広がって空気を含めために暖かくなり、暑い時は空気の流れを良くするので涼しく快適になります。
真夏にタオルケットを使いたい人は、オーガニックコットンや麻のタオルケットがオススメです。冬の毛布はウール100％のものがオススメです。
パジャマ
ゴワゴワしたパジャマや重ね着した状態では汗が蒸発しにくく、布団の中に湿度がこもってしまいます。そもそも体を動かしにくいという面があります。
寝返りを打ちやすく温度・湿度を保つためには天然素材のパジャマを選ぶといいです。寝ている間の汗を吸収して湿気も放出してくれるので快適に寝ることができます。
また、ゆったりしたパジャマを選ぶことで身体を動かしやすくなります。
あなたを取り巻く睡眠環境を寝具から見直してみてはいかがでしょうか。
寝具を見直して、寝返りの回数が増えれば腰への負担を減らすことができます。
人生の3分の1を占める睡眠で身体をしっかり休めるためにも、この機会にいい寝具を選びましょう！
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